■ ID | 734 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | ダイオキシン天然生成の検証:各国カオリン粘土中ダイオキシンの分布 |
■ 著者 | 堀井勇一
埼玉県環境科学国際センター 細野繁雄 埼玉県環境科学国際センター 大塚宜寿 Nobutoshi Ohtsuka 埼玉県環境科学国際センター 蓑毛康太郎 Kotaro Minomo 埼玉県環境科学国際センター K. Kannan ニューヨーク州立大学 P. K. S. Lam 香港市立大学 山下信義 (独)産業技術総合研究所 |
■ 出版元 | (社)日本環境化学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第18回環境化学討論会、平成21年6月9日 |
■ 抄録・要旨 | 天然由来ダイオキシン類の存在について検証するため、世界各国から収集したカオリン及び類似粘土についてダイオキシン類の濃度分布を調査した。その結果、多数の粘土試料からダイオキシン類が有意に検出され、特に日本の工業用粘土(木節)は、47pg-TEQ/gと一般環境土壌よりも高い濃度レベルであった。木節・蛙目粘土の年間生産量(2005年)は、それぞれ16万トン、42万トンであり、これに含まれるダイオキシン類は、計5.6g-TEQと見積もられた。本研究より、ダイオキシン類はカオリン粘土中に偏在することが判明し、その異性体組成が単一かつ特徴的であることから、カオリン中に存在するダイオキシン類は人為発生源や試料汚染の影響ではなく、天然に生成したものである可能性が高いことが改めて示された。 |
■ キーワード | ダイオキシン、カオリン、天然生成 |
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